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子育て事業部ニュース NO.6

 昨年7月、大阪西区のマンションで幼い姉弟が放置され亡くなった事件を覚えていますか?全国で虐待に関する通報が増えるきっかけになったこの事件では、複数のマンション住民が子どもの泣き声に気付いていたが、児相に通報したのは1人だけでした。住民は20~30歳代の独身が多く、交流はほとんどなかったといいます。住民の一人の女性(29)も子どもの泣き声を聞いたが、「違っていたら迷惑かもしれない」と考え、通報出来ずにいました。しかし事件発覚後、女性は、「あの時、相談出来る人がいたら2人を救えたかもしれない」と悔やんだそうです。声をかけやすい環境を作ろうと住民同士の交流会が始まったのは、事件から1か月後。今も月に1回の交流会が続いており、小さな変化にも気づくようになったそうです。今こそ、地域に開かれた家族、お互いに声をかけあえる地域のつながり、絆が必要なのではないでしょうか。

児童館ガイドラインから学ぶ
ガイドラインを読み解き、企画書にも反映を。

 全国所長会議子育て分野分科会で、児童館ガイドラインについて学びました。今回のガイドラインに新たに加わったキーワードは『地域』
地域をつなぐコ―ディネ―タ―としての児童館や学童が求められています。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/kosodate13/dl/kosodate-h.pdf
(児童館ガイドライン)

◆児童館の機能・役割・・・地域組織活動の育成を支援し、子どもの育ちに関する組織や人とのネットワークの中心となり、地域の子どもを健全に育成する拠点としての役割を担う事
◆児童館の活動内容
○地域の健全育成の環境づくりー
・児童館の活動内容等を広報したり、地域の様々な子どもの育成活動に協力するなど、児童館活動に関する理解や協力が得られるように努める事
・地域の子どもの健全育成を推進する児童福祉施設として、地域組織活動等の協力を得ながら、その機能を発揮するように努める事
○ボランティアの育成と活動―・地域住民がボランティア等として、児童館の活動に参加できる場を提供する事
◆児童館と家庭・学校・地域との連携
・地域住民等が児童館を活用できるように働きかける事等により、地域の人材・組織との連携・協力関係を築く事
・児童虐待等により支援が必要な場合には、市長村や児童相談所と連携して対応を図る事が求められるので、要保護児童対策市域協議会に積極的に参加し、関係機関との連携・協力関係を築いておく事

【全国の取組みから】

みんなで作って食べるとおいしいね!食がつなぐ笑顔の輪
 食事はいつ・誰と・何を・どのように食べるのかが大切です。生活支援の意味が大きい学童や児童館では子ども達自身が仲間と一緒に作って、みんなで食べる中で、多くを学び、心も体も大きく成長していきます。今回は富久小内学童クラブと根津児童館・育成室の取組みを紹介します。食を通じて地域の方との交流も始まっています。
 富久小学校内学童クラブ(新宿区)では、「子どもキッチン」「おやつ買い」などの定例行事および3季休業期間中には「昼食作り」、そして手作りのおやつを日常的に提供し、子どもたちへの「食への関心」を高めるための活動を積極的に取り入れています。
 「子どもキッチン」では、メニューを子どもたちが考え、必要な材料の個数・分量を子ども会議で決め、当日の行程・レシピを作成します。当日は学童の仲間たちに「おいしい
もの」を食べてもらいたいという気持ちで、必死に頑張る子どもたち。「おいしかった~」の学童の仲間たちの声を聞いて「嬉しかった」「また作りたい」との感想を嬉しそうに話してくれます。
 そんな取組みを重ねて、毎日のおやつのメニューが気になって仕方がない、みんなと作って食べることが大好きな子どもたちに成長しています。 また放課後事業のひろばでは、月1回「とみとみキッチン」を開催しています。特に今年度は月々の「旬の食材」を意識した料理(例えば「新じゃが」なら「じゃがもち」…)を参加者で作り、その旬の野菜がいつ取れるのか、あるいはその月々の旬の食材を「とみとみキッチン」たよりで紹介し、保護者や子どもたちへの「食への関心」を高める活動を行っています。

場所は変わって、文京区の根津児童館・根津育成室(学童)。
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【ランチクッキング担当/根津児童館 内舘さん】
子どもたちも最初は恥ずかしそうでしたが、食べながら交流館の方々との会話も弾んできました。根津は交流館・育成室・児童館の総合センターなので、今後も多世代交流の機会を多く作っていきたいと思います。
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 児童館では「パフェ作り」「チョコパーティー」「ホワイトキャンディデー」などの行事とともに、併設の交流館を利用する高齢者の方々をご招待しての「ランチクッキング」を例年開催しています。
 作るものを考えるのは子どもたち。「去年はカレーだったから、今年はピザにしよう!」と決定。しかし低学年の子どもが多数参加する行事なうえ、調理スペースが狭い・・・。安全面や時間も含め、悩み抜いた末「ピザトースト」を作ることに。

 涙をぬぐいながらも格闘した玉ねぎやピーマンなどの野菜も大きく切って「欲張りピザ」が完成!招待した高齢者の皆さんは、おかわりの配膳や片付けをいつの間にか手伝ってくれたり、「お行儀良く食べるのよ!」と孫に言うように接してくれるような場面も。
 育成室でも「手作りおやつ」の日に、児童館同様、高齢者の方々をご招待して、「食をとおしての多世代交流」を積極的に実践しています。「若返ったわ~」と喜ぶ高齢者の皆さん、「この間一緒に過ごしたおばあちゃんと外で会ったよ~」と報告してくる子どもたち。食をとおして地域のみなさんとの交流が身近にできる喜びを実感しています。 
(富久小学校内学童クラブ 浦上 航)

time2011-07-29 10:19