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まごころヘルパー/ 多恵ちゃん日記

2004年8月5日号─

どうか自分の命は自分だけの
ものではないことを考えて


【7月23日】
 朝の新聞に、自殺者が3万4427人と出ていた。そのうち経済的理由が約4分の1だそうだ。去年より12%増えている。リストラや倒産で厳しい現状は、皆働く人を直撃する。
 私は単純に、「労協を知っていれば、死ななくてもいいのに」と思った。自分達で仕事を起こせばいいのだから。1人で悩むより、全国の仲間に相談出来るから。死にたくなくても死を前にして、病と苦しい闘いをしている人達のことを思えば、その人が死んだら悲しい思いをする人もいるはず。どうか、自分の命は自分だけのものではないことを、考えてほしい。
 昨日、一昨日と、ベテランの登録ヘルパーに、事務所の留守番をお願いした。私が2〜3時間居て帰るので、その後を頼んだ。中々よくしてくれる。第2期の修了生なので、サービス提供責任者も出来る。常勤にお願いしているが、迷っている様子。そのうち返事をくれるだろう。
 主人の容態も、先生が言われるよりは安定している。しかし、夜になれば熱が出る。ポータブルトイレを置いてもらっているが、そこに座るのもきついので、とうとう管を通された。酸素も不足するし、主人の身体は管だらけ、おまけに心電図のモニターまでつけられた。輸血、酸素補給、安定剤、水分補給と、本当に痛ましい。
 しかし、本人は生きる希望を捨てていない。「これで治るのだろうか」と、時々先生に不信感を持った言い方をするので、私は進行性のガンだからと、のどまで出そうなのを我慢する。「先生は一生懸命努力してくれているのだから」と、宥める。先生を恨んで逝かれるのが恐い。かと言って主人の寿命を縮めるようなことも出来ない。悲しいことである。


※中村さんのご主人は突然の病魔におそわれ、療養中でしたが、7月29日、お亡くなりになられました。ご冥福をお祈りいたします。(編集部)
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category総合  time2011-11-25 11:47