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まごころヘルパー/ 多恵ちゃん日記

2004年6月25日号─

夫がガン、涙がとめどなく…
でも思った。私は一人ではない、と


 3日 連合会総会に出発の日、朝、主人が検査入院している門司労災病院に行く。4月25日頃から左足がむくみ、左肩に赤いあざが出来たので、検査のため、5月31日に入院した。あざの組織検査、CTや胃カメラ、エコーなどすんだが、直腸の検査が4日にある。でも総会に行くことは主人もすすめてくれていたので「行ってくるね」と病室を出た。
 偶然、廊下で主治医に出会った。挨拶をすると「ちょっと」と手招きされ、誰も居ないナースセンターに呼ばれた。開口一番「ご主人の容態はとても厳しい」と言われた。「どんなにですか?」となにげなく聞くと、「後一ケ月の余命」と言われた。
 私は脳天を打たれた感じだった。「どうしてですか?」と又重ねて聞いた。「胃がんがあちこち転移して、手のほどこしようがない」と。又驚いた。胃が悪いと聞いたことがなかったから。「こんなガンもあるんです」と言われた。涙がとめどなく流れた。先生は、「ごめんね、でもいずれ告知しなければならない」と。私は首を振るだけだった。
 家までどう運転して帰ったか分らない。仙台行きの準備をして、博多空港に向かった。九州事業本部の総代と会うと、「ご主人どう?」と聞かれ、思わず話してしまった。渡口副本部長は「帰ったら」と言われたが、主人が逆に不思議がってもと思い、仙台に出発した。竹森本部長にもお話しした。黙りこまれた。
 4日300人からの仲間が集まり、盛大に総会は始まった。「苦労しながら働くのではなく、楽しみながら働くこと」という、知事のお言葉が印象に残った。私もお陰で楽しみながら働いている。これも労協だからである。
 菅野理事長の挨拶、高野専務理事の議案提案があり、各事業所の昨年度の報告と、今年度の取り組みが報告された。皆の健闘が伺えた。主人のことも気になったが、やはり、この総会に出席出来たことを誇りに思った。
 夜、息子に電話した。息子も、意気消沈している様子が伝わってきた。でも、私は思った。労協の人は優しい。皆が心配してくれる。永戸専務まで、青汁を飲ませなさいと、アドバイスして下さる。私は一人ではないと感じた。これからも、主人の介護も利用者の介護も、全身全力を尽くさなければと決意を新たにした。
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category総合  time2011-10-24 16:47