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日本労働者協同組合連合会創立30周年式典



歴史はいつか真実に至る
「協同労働法の成立、新しい日本、地域社会の再生のために」と決意


レセプションに1033人

日本労働者協同組合連合会創立30周年式典日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会は、創立30周年を迎え、9月5、6日に記念行事を行いました。東京プリンスホテルでの式典とレセプションには573人と1033人が参加。東京ウイメンズプラザでのフォーラムには327人が参加しました。

式典では労協連永戸祐三理事長が、「歴史はいつか真実に至る」という言葉に思いを込め、「雇われる存在」とされる労働者の、本来のあり方を追求してきた協同労働運動30年の生命力を解明、「この大激変社会での協同労働運動の使命・任務」について講演。故菅野正純元理事長ら17人の方々への感謝状を贈呈しました。

日本フィルハーモニーの演奏で始まったレセプションでは、「協同出資・協同経営で働く協同組合法を考える議員連盟」家西悟副会長、ILO長谷川真一駐日代表、日本生活協同組合連合会羽賀唯史専務らが挨拶。協同労働法制化市民会議の笹森清会長が「協同労働法の成立へ、そして新しい日本、地域社会の再生のために!」と力強く乾杯の音頭をとりました。

私たちの決意
日本労協連永戸祐三理事長(レセプションでの挨拶から)
30年前、こういう日が来るとは、誰も思わなかったのではないか。
中高年雇用・福祉事業団として出発した私たちは、自らを労働者協同組合、そして協同労働の協同組合と規定し、少しは社会を動かせる存在になりつつあると思う。逆にいえば、私たちに課せられた歴史的使命、任務は本当に重いと痛切に感じる。
派遣切りされた息子が自ら命を絶つ、ということが私たちの仲間の中でも、おこった。こんな社会が、狂気の社会でなくて何なのだ!
誰かに任せておいて社会が良くなるだろうか。主権者たる市民・働く者が自分の地域から、こんな社会を直さなければ、という仕事や運動をおこさなければいけない。みんなで連帯の絆をつくりあうなら、こんな悲劇を日本から根絶できるであろう。それはまた、人間のいのちと暮らしを軽んじてきた政治のあり方を変える連帯の力にもなっていくだろう。
いのちを救おう! そのために連帯しよう! そこに協同労働があるではないか!
自分たちで地域をつくろう! 仕事をおこそう!
殻を破って、圧倒的な人々がまともな日本の社会をつくるために立ち上がろう!
ささやかだけれども、その支えに、協同労働とその協同組合がなっていくことを決意する。

記念フォーラム 内橋克人氏が講演
記念フォーラムでは内橋克人さん(経済評論家)が「共生の時代を切り拓く協同組合の社会的使命」と題して記念講演。

内橋さんはまず、「労協のみなさんはこの30年、人間とは何か、働くとは何か、根源的・哲学的に問い続けながら、あるべき姿を追い求め、歴史に挑んでこられた」と労協運動の今日に至る発展に共感を寄せました。
そして、仕事、地域、生活を破壊する新自由主義、市場原理主義への強い批判を展開し、後期高齢者医療保険制度にみる「コスト効率主義」を例に、現代日本社会の非人間性を衝いたうえで、「人が人として生きることのできる社会」への築き直しを訴えました。

また、「職なくば人間の尊厳もない」と強調、目指すべき方向として「F(食)E(エネルギー)C(ケア)の自給圏」形成を新たな基幹産業として位置づけ、労協の果たすべき役割と「協同労働法制化」への期待、そのための道筋について大きな視点からの取り組みが求められている、と深い問題提起を行いました。

(労協新聞10月5日号に詳報掲載予定)




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