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2012-07-15

原発災害の現地をめぐり考える ─協同による復興・再生

協同総研総会記念フォーラム&東北協同集会inふくしま
苦しい中でも希望をつむぐ


 協同総合研究所と労協連は、協同総研総会・記念フォーラム・視察&2012協同集会in福島を6月30日、7月1日に開きました。福島大学での記念フォーラムには122人が参加。

視察で訪れた飯舘村。役場の前でかーちゃんの力・プロジェクト協議会の渡邊とみ子代表から、村の現状を聞く。三番目の写真は、飯舘村通過中のバスの中の空間線量。年間に直すと約28ミリシーベルトになる


1日の視察には約60人が参加し、大型バスで相馬市、南相馬市小高区、飯舘村、二本松市などを回り、苦しい中でも前向きに、希望を持ちながら復興に取り組む地元の人たちの話を聞きました。協同総研は、このネットワークを活かしながら、福島での再生可能エネルギーの実現、ひまわりプロジェクト、仕事おこしをすすめていきます。

復興が進む地域、3・11のままの地域ー視察
弱者でも集まればなんとかなる


 視察では、相馬での求職者支援訓練立ち上げを目指す、労協センター事業団南相馬事業所の一條暢さんがガイドで、地元の方が状況を説明するスピーカーとして交替で同乗。

相馬はらがま朝市クラブの復光第一加工工場で。松前漬けを試食


 相馬市では、相馬はらがま朝市クラブ高橋永真さんの案内で、仮設店舗「報徳庵」で朝市を見、試験漁で揚がったたこが入った海鮮丼を味わいました。原釜漁港、松川浦の復光第一加工工場なども見学。全国から提供された食材で加工したイカの麹漬けなどを試食。「補助金などを待たず、今やれることをやろう、弱者が集まってやればなんとかなると動き出した。ここまで来れたと涙が出そう」と高橋さんは振り返り、仮設住宅暮らしで、不安に襲われる心情も漏らしました。 4月16日に警戒区域を解除され、日中立ち入りができる南相馬市小高区を、JAそうまの半谷善弘総務部長が案内。津波で水没した水田、放置されたままの車やがれき、崩れた家屋など3・11直後のまま雑草がはびこっており、寂寞感が漂っていました。「海側は放射線空間線量が低い(0・2〜0・3μシーベルト/時)が、地盤沈下と塩害、がれきの問題がある。山側は線量が高い。

どう復興していくか、難しい」と半谷さん。自身の家族も、東京や仙台などにバラバラになっています。一番辛いのは、復興への道筋が示されない、不安だとぽつり。

人に支えられ、土を信じ、生きる

 飯舘村は、かーちゃんの力プロジェクト協議会の渡邊とみ子さんが案内。「飯舘村で品種改良・開発した〝いいたて雪っ娘(かぼちゃ)〟と〝イータテべイク(じゃがいも)〟を、避難先で田んぼを借りて栽培。作物に飯舘の名が残った。私に与えられた試練と、諦めないで覚悟を決めて、避難した村人を捜し、仕事を創った。前向きに頑張っていると、全国から応援がある」など、希望ある取り組みの紹介と共に、「〝日本で最も美しい村〟に2011年に加盟したが、翌年原発事故で全村避難。姿形は変わっていないのに……。飯舘は忘れられている。村の現実を見て欲しい」の訴えも。 二本松では、東和町道の駅で地元の農家、菅野正寿さんの放射能との闘いの話を。農地を機械を使いひっくり返し、土の中にセシウムを閉じこめる農業を、写真や資料を見せながら説明。セシウムの作物への移行を低くすることで、農業を続けることができると強調。自然の力を信じ、有機農業での復興に向かう力強い話でした。 初日のフォーラムでも発言した有機農家大内信一さんの案内で、大内さんとワーカーズコープのひまわり畑などを見学。ひまわりの畝の間を広くとり、そこに菜種を蒔くと説明。草むしり、ひまわりの収穫、同じ畑での菜種の播種などへの参加の呼びかけもありました。

資料を見せながら、放射能と闘う農業を説明する菅野さん
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category総合  time2013-02-06 13:24

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