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利用者優先。逃げるよりも「弁当を守る」 (多賀城配食たんぽぽ)

宮城・多賀城地域福祉事業所配食たんぽぽ、デイサービスたんぽぽの家、お弁当の店竈っこ
所長 小岩光世さん

 地震が起こった時には、夕食のお弁当を作っている最中だった。大揺れの中、逃げようとする組合員に「逃げるな!」と叫び、一緒になってお弁当を押さえて守った。1日1食、このお弁当だけで食いつないでいる利用者さんがいるのだから。
 揺れの続く中、水道や電気、ガスは止まったが、お弁当を作りきって、利用者に配って安否確認。何が起こったのか理解してない利用者さんもいたし、避難していなかった人もいた。
 あの時には、お弁当を利用者さんに届けなければという思いでいっぱいだったが、今振り返ってみると、組合員にケガなどがなかったから良かったものの、本当にあの判断で良かったのか、悩むことがある。利用者と組合員の協同と、命や暮らしを守り合うとはどういうことか、考えている。

多賀城配食たんぽぽの皆さん


 地震直後から、状況説明のために、配食を受託している自治体を訪問しているが、七ヶ浜町では、ガレキの下に利用者さんが2人いたと聞いた。いつもお弁当を配っている利用者さんのことを思って黙祷した。
 1週間前、不安で何も考えることができないでいたが、全国からのメッセージ、物資が届いて一つの光を見い出した。これは多賀城だけでなく他の事業所も同じだと思う。
 今、私たちができることは、復興しかない。竈っこは、40cmの高さまで水が入ったので掃除をしている。水が出ないが、30日にはオープンの予定。たんぽぽの家も、昨日から水が出ないが復活した。配食の事務所では未だに水、ガスが出ないが、ご飯を待っている利用者さんがいるので、来週には復活させたい。
time2011-04-04 17:50