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大震災・復興連帯通信 第13号

労協連合会・センター事業団
3.11大震災対策本部 本部長(代行) 古村伸宏

 今日から本部メンバーが、物資を運びながら被災地を回っています。異口同音に、テレビなどのマスコミ報道とは格段に異なる、壮絶な被災状況だという感想が伝えられてきました。
昨日は、春の選抜高校野球(甲子園)大会が始まりました。「私たちは16年前、阪神淡路大震災の年に生まれました」というセリフから始まった選手宣誓を聞き、一方で被災地各地で小学生・中学生の卒業式を営む映像を見て、生かされている命の背負ったものの大きさと尊さ、その一端に自分の命もあるということ、を感じずにはいられませんでした。なすすべもなく襲ってきた自然災害としての大地震と大津波、その影響だとしても、明らかに人間の手によって拡散され続ける福島原発の放射能災害。
被災の直接・間接を問わず、今の日本に住む私たちに突きつけられているこの現実は、「生きること」を巡る、根本的な問い直しを意味しているのだと思います。だとしたら、ここまでの物資を中心とした支援から、これからの全てを包み込み、みんなが主体者となって取り組むこの社会の再構築に、もっと厳しい目を向けなければなりません。命への暖かな眼差しと、現実を見据える厳しい眼光を兼ね備えた、根本的な復興・再生の方針を、全国一体のものとして打ち立てる段階が、いよいよ始まります。
明日から私も被災地に向かいます。暖かい眼差しと厳しく見据える目で、これからをみんなが見つめることができる方針作りへ、力を集中させたいと思います。

岩手県から「被災者の心と生活のケア」の仕事依頼


 先日厚労省からの委託が決まった盛岡の若者サポートステーションに、岩手県から仕事の打診が。津波の被害が大きかった三陸沿岸から内陸へ避難してきた人たちに対する、心のケアや生活相談の仕事がやれないか、という内容です。震災後の復興は、こうした人々のケアと、ハードの再構築、そしてコミュニティのソフトづくり(ネットワークづくり)の3つが柱になると思いますが、被災者自身の立ち上がりを支援する(ケアする)仕事が、その中核的な取り組みとなりそうです。

食材・物資の確保も加速、三浦大根100本の予定が600本に!


 センター神奈川で確保に取り組んでいた大根が、当初の100本相当を大きく上回り600本に。神奈川便で100本は運ぶものの、残りをどう送り届けるか思案中。大変な量をカンパでいただけることでもあり、現地では炊き出しなどで需要も高いので、何とか届ける算段を組んでいます。
また、昨日宅配便で送り出された尼崎都市美化の物資は、1週間くらいかかるといわれていたが、本日到着!約1tの荷物、配送センターどまりですが、時間はほとんどかからないということのようです。
新たにセンター中四国の便が29日に広島を出発することに。途中で関西や東京などの荷物もピックアップしながら、東北を目指します。
本部便についで、東関東便2も今日の朝、大崎に到着。新潟便も燃料を中心にほぼピストン体制になっています。

とうとう被爆者が出る事態 放射性物質の放出で広がる汚染地域


昨日の都内浄水場での高濃度放射性ヨウ素の検出で、首都圏は瞬く間にスーパーから水が消え、マスコミも水の安全性を訴える報道に。しかし、埼玉などでも基準値を超える数値が発表されるなど、放射性物質による汚染が、確実に広域に広がり始めています。
こうした中、とうとう福島原発3号機で、ケーブルの敷設をしていた作業員3人が被曝したことが報道されました。首都圏に暮らしていて、一番のストレスはこの原発災害が収まらないこと。東北の復興への力の注ぎ方も、全力にならないストレスは、相当なものです。
「直ちに影響が出る数値でない」というセリフを何度も耳にしながら、そもそも放射能の影響は、姿が見えず、後々に出るから怖いということを、まったく想像しないで言葉を繰り返しているように思え、腹立たしくさえ思います。
自らの命はもちろん、これからの命に多大な悪影響を与える可能性があるからこそ、全力で事態を収束させ、その間徹底して正しい情報を公表し、冷静な対処を呼びかけて欲しいと、願うばかりです。
事が過ぎれば、という曖昧さを許さない、この原発の出来事を注視し続けなければなりません。これも未来に向かっての、ゼロからのこの社会の再構築の、中心的課題です。
time2011-03-24 22:14