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大震災・復興連帯通信 第14号

労協連合会・センター事業団
3.11大震災対策本部 本部長(代行) 古村伸宏

 先週から現地を巡っていた本部メンバーが帰京しました。私も金曜に本部を発ち、石巻・女川へ物資を届け、翌日鳴子・仙台と巡り、全組合員集会に出席してきました。
組合員の一人ひとりが、死と隣り合わせで過ごした壮絶な体験を口々に語り、生きて今があることへの喜び、大切な人と場所を失ったこの上ない悲しみ、全国からの支援や連帯の取り組みへの感謝、そしてこれから先待ち受けるであろう幾多の困難に対する不安・・・。極度に神経が過敏になり、ちょっとしたことで心が揺れる様子を見ていて、これは本当に「たたかい」として、これからを取り組まなければならない、と感じました。大震災と津波がもたらした困難と試練を越える「たたかい」は、人々のケアと連帯による徹底した「支え合い」の創造と、これが力となって生活とまちを作り直していく営み、そしてこの総体を「本物の市民・地域が主導する公共の創造」として位置づけ、その中で仕事をおこし、仕事を通じてみんなが元気を生み出し、人間らしさを取り戻していく。こうした被災地の市民・地域が本当の意味で立ち上がることを、全国の連帯がどう支えるのか、を考え合っていければと思います。

60人が集った「緊急東北全組合員集会」


 震災から2週間が経過した中で、目の前の生きることに徹してきた段階から、これからを考え始める節目に、この集会が開かれました。
 永戸理事長の、震災の惨事と人災としての原発問題から、本当の安全を実現する社会をつくるための呼びかけがあり、田中専務からの行動提起、そして各事業所・組織からの報告と今後についての話が出され、4月11日に改めて今後の方針を持ち寄って集会を開くことに。参加したみんなの重たい表情、食入るように発言を聞く眼差し、言葉にすると涙があふれる中で必死に思いを表現する姿を見て、本物の協同労働・本当の仕事おこしが、この地から始まるのだ、と強く胸に刻む集会でした。行動提起は、今後現地の思いも入れて、全国方針として確立していきます。

非常事態に対する緊急支援から、本格的な復興・再生支援へ


 センター北海道のメンバーが、今野田村で片付けなどの支援に入っています。
 明日、労協ながの便が石巻に向けて早朝に出発し、本部便が郡山へ、中四国便が関西を経由し仙台を目指し出発します。
 物資の支援は第1次の緊急時を終え、家を失ったり仮設住宅に住む人々の生活用品が今後の中心になると思います。ここまでの緊急物資の集約は一旦終え、各地で確保している物資の在庫を集約し、報告して下さい。今後は、現地から必要となるものを具体的に出してもらう予定ですが、石巻事業団からは一輪車や鍬など仕事の再開に必要なものが欲しい、というリクエストも。
 さらに、人的支援も4月以降具体化していくと思いますので、各地でその準備を相談して下さい。

義援金の取り組みを本格化させ、3年間・10億の復興・再生を支える基金作りに


既に各地で義援金の集約が進んでいます。これまで、兵庫高齢協や労協ながのが目標額も報告してくれています。
25日の緊急東北全組合員集会では、復興の取り組みを3ヵ年とし、10億の基金作りを呼びかけました。このお金は、仲間の命と暮らし、仲間の仕事、仲間の地域を守りつくるために使います。是非、長期的な構えで、継続する取り組みにしてください。

解決の姿が見えない福島原発 もう一つのたたかいは、この「人災」の根本を問う事


福島原発の見えない恐怖と示されない解決の道筋。もう一つの大きな危機が日増しに膨らんでいます。空気も水も土も汚染され、心や体も脅かされ、力の限りの復興に迎えないジレンマが覆っています。
マスコミでも、東京電力や政府の対応についての批判が増えています。それ以上に、海外では原発見直しの世論が一気に膨らんでいます。
原発を巧みに商売道具にした人々と、これにだまされ続けた我々。今を境に、我々はもっと賢くならなければならないし、本質を問い直さなければなりません。全てを儲けの対象とした時代に幕を引き、全てを命の充実に向かわせるために、我々自身が変わらなければならないこと。それをはっきり自覚し、その自覚を社会変革のエネルギーにしていくために、本当の社会連帯がめざすものを、今一歩深め合いたいと思います。

原発が要らない社会は、我々にどのような変化を求めるのか。
time2011-03-28 22:09