当ウェブサイトでは、「ウェブサイトの利便性向上」と「動きのあるデザイン」を目的にJavascriptを使用しております。
これらを正常にご覧になる為には、お使いのウェブブラウザの設定でJavascriptが有効になるように設定する必要が御座います。
詳しい設定につきましては現在お使いのウェブブラウザのヘルプをご参照ください。

大震災・復興連帯通信 第15号

労協連合会・センター事業団
3.11大震災対策本部 本部長(代行) 古村伸宏

 14号から少し間が空いてしまいました。3/30には、労協連合会・センター事業団の合同理事会が開催され、大震災以降の各地の対応や、今後の復興・再生に向けた取り組みが意思統一されました。

継続する物的支援と、本格的な復興・再生にむけた支援へ


 先週から今週にかけ、引き続き継続的な物資支援が続いています。
3/29 労協ながの便(石巻着) 本部便(郡山着)
センター中四国便(関西・本部経由仙台・石巻、一関、山形着)
3/31 本部便(石巻・女川・大崎着)
4/03 神奈川便(石巻、女川着)
4/04 本部便(大崎着)

 また、人的支援の受け入れ環境を整えるために、4/6本部便が2台で石巻入りし、1台を石巻に1ヶ月間貸与。また、現地入りする山田英・坂本両氏も作業に参加します。
これは、デイサービス「はまかぜの家」に避難している仲間のうち、自宅が残っており、その片付けをやることで自宅に戻れる条件がある人がいることから、その支援をまず本部メンバーと大崎のサポートステーションやBDF事業所のメンバーで進めます。その結果、自宅に戻れる人を戻し、「はまかぜの家」に支援者が寝泊りできる環境を整備した上で、全国からの人的支援を本格化させるものです。またセンター盛岡から軽トラックも投入し、合計2台の車が確保できることから、今後人の支援と更なる車の支援を、来週以降呼びかけることにします。


復興・再生に一歩踏み出す女川・ビホロ


 もう一つの深刻な被災地・女川では、梶原理事長持ち前の前向きな姿勢で、復興・再生の方針化と歩みを進めています。「炊き出し昼休み集会」を開催し、全国からの支援状況や個人宅の緊急復旧の取り組み、そして行政にも働きかけながら、就労対策として自らの活動も位置づけ、たくましく実践を再開しています。本部からも、悩みの種になっているゴミ処理の一助になればと、熱分解炉(火を使わず火を出さない)を設置し、他の行政から受け入れを断られているオムツ関係の処理にあたることになっています。


根本からの復興と人間的な再生に向かうための方針をさらに充実させて


 震災から3週間が経過し、少しずつ行動を開始する仲間や組織が出てきました。しかし、道のりはまだまだ気の遠くなるような長さです。緊張した状態が継続している中、早く、という気持ちが芽生えているものの、当面の生活と地域の現実を前にして、その気持ちと意欲はそんなに長期に保つことは困難です。
改めて、突きつけられた現実と「しっかり向き合う」までには、なお一層の時間が必要です。支援の中心は、依然としてそれを支えることに中心をおき、大きくゆっくり構えて、根本からの復興へと歩みを進めるまでは、決してあせらず、「向き合う」中から踏み出す力を育てあえるよう、全力を挙げたいと思います。
義援金の取り組みも、そういう観点から長期的に支え、踏み出す一歩に寄り添う支援を貫きたいと思います。
4/11には、震災から1ヶ月の全組合員集会が開かれます。そこで語られる復興・再生の方針は、一方であせらず現実をしっかり受け止めて向き合う決意を、みんなで共有できればと思います。全国からの引き続く支援も、こうした点を踏まえて、引き続き具体的に検討し声かけしていただければと思います。

「がんばろう」の前にやるべきこと 今を受け止める努力からしか、本物は生まれない


いよいよ福島原発の困難は、一定の目途を立てるまで数ヶ月を覚悟しなければならない、ということが表明されました。国際的な技術や知識の総動員体制に入っているように見えますが、事態はそれをあざ笑うがごとく、遅々として進みません。原発に依存するエネルギー政策も議論の矛先になってきました。自衛隊や世界の軍事的技術が動員される状況を見て、原子力が生み出され、それが暴走する中で、戦争する体制がさらに強化される悪循環に入っている様に思えてなりません。事態をしっかり受け止めるべきは、地震・津波による被災地に限った話ではありません。全国が事態を受け止めること抜きに、日本の社会の復興と再生はない。「がんばろう日本」と聞くたびに、その前に現実を受け止める呼びかけの必要性・重要性が募ります。

 阪神淡路大震災は、市民の自発的なボランティア活動を活発化させ、その後NPO法を生み出しました。
 今度の震災は、市民の協同による仕事おこしを活発化させ、協同労働法を生み出した。そんな歴史的うねりをつくり出すためにも、何を受け止めるべきか、全国で問い合うことを改めて呼びかけたいと思います。そしてその中から、何をどのように「復興」し「再生」するのか、具体的で理念的な方針を、全国が共有したいと思います。
「たたかう」のは全国あげて、ということを共有する総会・総代会に向かって。
time2011-04-04 21:53