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2011-03-23

大震災・復興連帯通信 第12号

労協連合会・センター事業団
3.11大震災対策本部 本部長(代行) 古村伸宏

 本日、永戸理事長をはじめとした本部メンバーが現地入りしました。仙台のセンター東北事業本部で被災状況の報告を受け、明日・明後日と被災地を回る予定です。

届く、被災地の声! 届け、全国の支援!


 今朝、女川ビホロの梶原理事長から、携帯に電話がかかってきました。電波状況は不安定ですが、「こうなったらとことんやるしかないから、やる!」という力強い梶原節が耳に響きました。町が丸ごと壊れてしまったなら、大変だけど丸ごと再生するために自分たちが力を発揮し、組織と仕事も力強く復活させよう、という気迫が伝わってきます。明後日の本部便で、眠っている重機などを動かしてもらうために、女川に燃料を調達する予定です。

 優先して欲しい物資の呼びかけに対して、センター神奈川からは、原さんが自分で作っている大根50本と、ニューフロンティア(労協クラブ)で関わる農家から、B級でよければ援助したいと申し出があり50本、計100本を26日に届けたいと!
 またセンター東京総本部の山田さんは、知り合いの八百屋を通じて根菜や果物類16C/S・160kgを調達しカンパ、明後日の本部便で現地へ!
 尼崎都市美化からは、集まった物資から、食品・毛布など計約60C/Sを、直接現地にヤマト運輸で届けてもらうことに。宅配業者は、コールセンターでは断られるが、物を持ち込んでお願いすれば送ってもらえるようです。要は熱意次第ということです。

 センター高岡とセンター八広はなみずきからは、人材を1名ずつ1~2週間派遣できるという申し出もいただきました。また、27日海路にて秋田入りするセンター北海道の3名は、野田村に物資を届け、2日ほど現地の復興作業を手伝うことに!その他、神戸労協や群馬事業団からも、パッカー車などの提供を申し出てもらっていますが、燃料の確保と現地を作業をコントロールする環境が整い次第、具体的な支援に入っていただくことを予定しています。

出口の見えない「原発災害」!迫り来る放射能への対応に苦慮


もう一方の災害拠点となっている福島第1原発では、1~6号機に通電したものの、冷却機能等の復旧は依然未知数であり、高放射線量によって作業が滞っているという情報もあります。
また野菜・海水に続き、都内浄水場(金町、葛飾区)から乳児の飲用に適さない濃度の放射性ヨウ素が検出されたと、東京都水道局が発表。23区全域と武蔵野、町田、多摩、稲城、三鷹各市での乳児の飲用を控えるよう呼びかけられています。今後首都圏域での水道水の放射能汚染が広がる可能性もあり、日常生活を脅かす事態が進んでいます。
既に全国から集まった水は東北拠点に発送済みですが、子育て現場が集中する東京圏域での水の確保が困難になることが予想されますので、全国から「飲料水」と「飲料水用竹炭」の確保・集中をお願いできればと思います。

義援金の口座開設!年間を通して、再生・復興を支える億単位の義援金を!


 本日付で、ろうきんに協力頂き、今回の大震災に対する義援金を振り込む口座が開設されました。この取り組みは、労協連合会、センター事業団、高齢者協同組合などの組織的な取り組みだけでなく、付き合いのある地域や団体に広く呼びかけ、この取り組み自身が社会連帯の組織と活動の創造につながるよう進めたいと思い、「一般社団法人 日本社会連帯機構 義援金」という口座名としました。短期集中の取り組みだけでなく、給与の数日分を数ヶ月おきにカンパとして募るなど、1年を通した取り組みとして進めていただき、東北地域を中心とした被災地の組織・事業・組合員の生活を年間単位で支えるよう、活用していきたいと思います。
 義援金は、1)個人単位、2)組織拠出、3)外部呼びかけ、等として取り組んでください。
後日チラシも配布しますので、呼びかけと取り組みの長期的な方針の検討をお願いします。

【義援金振込口座】
  口座開設店  中央労働金庫 池袋支店
  預金種目   普通預金
  口座番号   3585032
  口座名義   一般社団法人 日本社会連帯機構 義援金


再生・復興の中長期の方針を確立し、本物の公共を地域から市民がつくり出す大運動に


 政府は今日、今回の大震災で損壊した道路や港湾、住宅、生産設備などの直接的な被害額が16兆~25兆円にのぼるという試算を発表しました。これは、阪神大震災の9.6兆円(政府試算)を大きく上回る、戦後最悪の災害被害となります。政府が大震災の具体的な被害額を示すのは初めてですが、予算編成や復興計画が相当の規模になることを想定した発表と考えられます。また、今回の政府試算は住宅や社会資本をはじめとする構造物が対象で、企業が保管している在庫や個人の家財道具などは含んでおらず、東電福島第1原発から放出された放射性物質による汚染や、計画停電に伴う経済活動の損失といった間接的な被害額を入れると、膨大な被害総額となります。

こうした現実を踏まえ、国を挙げての復興のあり方も、従来型の政府・行政主導、税金頼みでは賄い切れないものであり、地域・市民・企業などの、総力を結集した「公共再生」として取り組む必要が出てきます。いわば、市民・地域が主導する「地域再生復興委員会」的なネットワーク組織が主導する、ゼロからのまちづくり・社会再生の取り組みとして進めることを、念頭に据える必要があります。

「生活と地域の再生・復興を、市民自身の力の結集」で取り組み、この主体を「全国の社会的な連帯の力で支える」ことを方針の基本とし、労協連全体の再生・復興方針の確立を急ぎたいと思います。
戦後の復興・失業対策事業の中から生まれた事業団運動が、大震災からの再生・復興を通じて、真に社会に認められ、地域の必要を満たし、制度としても確立されていく、そうした協同労働運動へと発展した証として実践をつくり出し、その中心に「3つの協同」「よい仕事」そして「仕事おこし」を位置づけ、大きな連帯と挑戦の輪を広げよう!
time22:16

2011-03-21

大震災・復興連帯通信 第10号

労協連合会・センター事業団
3.11大震災対策本部  本部長 永戸祐三

 一昨日で、第1次の全国からの救援物資の運び込みが終わりました。有難うございました。

 物資の輸送だけでなく、昨日はセンター関西のメンバー(竹森さん、川上さん、杉江さん)が福島県いわき市入り。京都の組合員の両親(それぞれ要介護者)を訪問し、途絶えていた食料・水などを届け、料理にも腕を振るい励ましました。このご夫婦は、近々京都の組合員が迎えに行きます。

また昨日は、本部便を運んだ管さん・杉浦さんが岩手県野田村入り。荷物の運び出しなどの作業を協力しました。

物資輸送は、週明けには引き続き「本部便」「東関東便」「新潟便」が動きますが、26日(土)には北海道・苫小牧から、フェリーによる輸送が予定されています。また、一部情報によると、東北への宅配便も少しずつ回復しており、佐川急便のほか、ヤマト運輸も宅配便を再開させるようです。ただし、所要日数がかかることも予想されます。各地からの物資の発送は、地元運送会社への問い合わせも平行して進め、本部便と併用して活用して下さい。本部便は22日と25日出発予定ですので、参考にしてください。

第1次物資を届けた結果、現地では特に以下のものを中心に、引き続き調達の協力依頼が寄せられていますので、今後これらを中心に募って下さい。
■ 食料品…米、缶詰、レトルト、カップめん、根菜類、ソーセージ類(10日程日持ちするもの)
■ 調味料…しょうゆ、味噌、塩、胡椒、砂糖、酢、みりん、他
■ シャンプー、リンス(携帯用も可)、ボディーソープ、ラップ
■ ガス缶、毛布、カイロ、乾電池、下着(新品)、長靴、厚手の洋服
■ 赤ちゃん用…オムツ、おしり拭き、ミルク、哺乳瓶

 昨日呼びかけました、人的支援・車出しについて、兵庫高齢協・東京東部から申し出がありました。これから現地と調整して、支援に入ってもらいます。

 被災により亡くなられた方の人数が、阪神大震災を上回り、今なお行方不明の方が多くいます。また、福島原発の状況は依然深刻なままです。首都圏では放射能に野菜が汚染され始めており、自衛隊・消防庁の出動からいよいよ装甲車による瓦礫撤去もはじまりますが、肝心の1~6号機の状況は、今もって情報が断片的にしか示されず、情報の統制や不安を抑えるための報道も目立ち始めています。
こうした絶望感に立ち尽くしたくなる状況であっても、徐々に再生・復興のアクション始めなければなりません。全国の支援が、これからの具体的な再生・復興の方針づくりとその実行を支える道を支えきれるよう、更なるご尽力をお願いします。
time22:19

2011-03-19

大震災・復興連帯通信 第8号

労協連合会・センター事業団
3.11大震災対策本部  本部長 永戸祐三

立ち上がる東北の仲間たち 奮い立とう全国の仲間たち


東北関東大震災の被災地では、ようやく物資の供給が進み始めていますが、事態は相当深刻であり、引き続き支援を長期的に取り組むことが必要となっています。
昨日から、労協連合会関連の救援物資も、以下のように現地に届いています。全国各地から、必死で生き抜こうとする東北の仲間たちへ、心のこもった支援のエネルギーが広がっています。
対策本部では、一昨日から物資の配送に全力を注ぎ、19日14時現在8便の配送が現地に向けられました。初めて現地入りした仲間からは、改めて被害の甚大さを目の当たりにし、言葉にならない驚きの報告を受けています。そんな中でも、東北各地の仲間は、必死に自分たちを奮い立たせ、周りとも協力し、周りのみんなと地域のために、懸命になって動き回っています。

引き続く物資の支援を、来週さらに具体的に呼びかけます


1次的な物資の配送は終わりつつありますが、依然として必要なものがたくさんあります。電気・ガス・水道の復旧はまばらですが、ガスコンロや水などが届き始めたため、緊急用の食料だけではなく、通常の食料の確保も重要になってきました。明日以降、改めて支援が必要な物資をまとめ、全国に呼びかけたいと思いますので、宜しくお願いします。

長期化する支援の焦点は義援金 億単位のお金集めを全力で


また、今後の焦点は、金銭的な支援と人的な支援に移っていきます。7号でお知らせしたとおり、来週には労金の口座で「全国社会連帯機構 義援金」を受け付けることになります。様々な物資の調達や、仲間の生活を確保するための資金など、億単位の膨大なお金が必要になる見込みです。仲間内はもちろん、周りの人々にも呼びかけ、来週以降義援金の取り組みを最重視していただければと思います。
また、野田村に入った仲間の話では、物的支援以上に必要になっているのは、瓦礫の山と化したまちを取り戻す「人の手」であり、組織的な片付けと支援のチームが、これからひつようになります。東北でも支援体制の組織化に入りますが、全国から、一定期間支援に入れる人々をチーム化して、現地入りする準備を開始していただければと思います。
週明けから、支援に入れる環境が整っている地域を選定し、順次支援チームを派遣したいと思いますので、「支援隊」の結成を各組織で進めていただければと思います。

世界中の仲間からも、連帯と支援のメッセージが


世界の協同組合の仲間から、連帯と支援のメッセージをたくさん頂いています。あわせて、CICOPA(世界労協連)とアメリカ労協連からは、日本の労協連への義捐金の申し入れを頂いています。

*労協連あてメッセージ
・CICOPA(世界労協連)
・Felice Llamas氏(国連協同組合担当)
・Richard Arceno氏(Bigay Buhay Multipurpose Cooperative(フィリピン)会長)
・Melissa Hoover氏(アメリカ労協連事務局長)
・Ruben Villa氏(スペイン)
・Ural Ornek氏(OR-KOOP(トルコ))
・Lee-sun Son氏(1318 Happy Zone(韓国))
・Mirko Nodari氏(Cooperatives Europe(ICAヨーロッパ)
・Robert Marshall氏(西ワシントン大学文化人類学部教授)
・Xiaomin Yu氏(北京師範大学准教授)
・Woo Mi Hyo氏(愛を分け合う会(韓国))

*日本の協同組合あてメッセージ
・Pauline Green氏(ICA(国際協同組合同盟)会長)
・Chan Ho Choi氏(ICAアジア太平洋地域(ICA-AP)事務局長)
・Manuel Marino(ICAアメリカ事務局長)
・Giuliano Poletti氏(Legacoop(イタリア)会長)
・Sunil Silva氏(スリランカ協同組合協議会会長)
・Iris Menendez氏(キューバ諸国民友好協会代表)
・Aisyah Yusuff氏(元マレーシア協同組合大学)
・Aba Smith氏(ガーナの協同組合関係者の方)

復興支援の協同とネットワーク化へ


ドラッグセイジョーさんでは、取り扱い物資の確保のほか、社員に呼びかけて家庭から必要物資を集める取り組みをやるので、配送して欲しいという依頼があります。
横浜の若者自立支援で一緒に取り組んでいる「K2インターナショナル」からは、新年度の若者ベースキャンプを東北の地で行い、若者たちが復興支援に取り組めるよう、労協と組んでやりたいという申し入れもあります。
石巻のNPOからは大学生と一緒に労協の支援活動に協力したいという声も。
これから人的支援も必要になってきますから、このネットワーク化が一番大きな取り組みになると思います。阪神大震災のときに比べて、圧倒的に地域で広がってきたネットワークが試される取り組みです。

救援物資の配送状況
・秋田便(秋田運送+富田)
  3/18朝出発し大崎に荷卸 → 大崎の仲間が石巻へ
 ↓
盛岡経由で野田村へ 事務所は跡形もない状態
 ・尼崎便
   3/17夜出発し、石巻へ → →さらに女川へ、梶原理事長と対面!
 ・伊丹便
   3/18夕方出発、本部に立ち寄り、大崎の仲間と合流し、19日夕方石巻に
 ・大阪便
   3/18夜出発、19日昼過ぎに多賀城到着
 ・本部便
   3/18夜を出発、伊勢崎でガソリン携行缶をピックアップし、19日朝盛岡でタイヤを履き替え、運転手交替し午後野田村に
 ・東関東便
   3/19朝出発、伊勢崎でガソリン携行缶をピックアップし、矢板で野菜等を積み、夕方多賀城に
 ・新潟便
   3/18夜伊勢崎でガソリン携行缶をピックアップし、新潟に戻り、19日朝出発、15時過ぎに東北事業本部に
 ・新潟便2
   3/19昼出発し、夜東北事業本部に
 ・本部便2
   急遽、東北内輸送用のワゴン車を提供するため、3/19午後出発、浦和警察署で緊急車両指定を受け、夜東北事業本部到着予定

今後の救援物資の配送予定
 ・新潟便(未定)  ・東関東便(3/23出発)  ・本部便(未定)  ・北海道便(未定)
 ・神奈川便(未定)

全世界が注目する福島原発の危機的事態の進行への対策


 津波を中心とする災害の中から、奮い立つように復興の主体が立ち上がり、それに連帯する行動が始まる中、最大の懸念材料としていまなお福島原発災害の克服作業が続いています。災害本部としても、万が一の事態に備え、本部機能移転に関するシミュレーションも課題となっています。放射能汚染・計画停電・商品買占めなど、首都圏域でも生活困難が引き続く中ですが、改めて全国連帯・社会連帯を拠り所に、あらゆる事態に対応し、乗り越える強靭な復興・自立・再生の全体政策を作り上げ、26日の東北全組合員会議で意思統一できればと思います。なお、労協連合会理事会は、月末30日センター事業団理事会と合同にする予定です。
time22:24

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