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2011-04-04

大震災・復興連帯通信 第15号

労協連合会・センター事業団
3.11大震災対策本部 本部長(代行) 古村伸宏

 14号から少し間が空いてしまいました。3/30には、労協連合会・センター事業団の合同理事会が開催され、大震災以降の各地の対応や、今後の復興・再生に向けた取り組みが意思統一されました。

継続する物的支援と、本格的な復興・再生にむけた支援へ


 先週から今週にかけ、引き続き継続的な物資支援が続いています。
3/29 労協ながの便(石巻着) 本部便(郡山着)
センター中四国便(関西・本部経由仙台・石巻、一関、山形着)
3/31 本部便(石巻・女川・大崎着)
4/03 神奈川便(石巻、女川着)
4/04 本部便(大崎着)

 また、人的支援の受け入れ環境を整えるために、4/6本部便が2台で石巻入りし、1台を石巻に1ヶ月間貸与。また、現地入りする山田英・坂本両氏も作業に参加します。
これは、デイサービス「はまかぜの家」に避難している仲間のうち、自宅が残っており、その片付けをやることで自宅に戻れる条件がある人がいることから、その支援をまず本部メンバーと大崎のサポートステーションやBDF事業所のメンバーで進めます。その結果、自宅に戻れる人を戻し、「はまかぜの家」に支援者が寝泊りできる環境を整備した上で、全国からの人的支援を本格化させるものです。またセンター盛岡から軽トラックも投入し、合計2台の車が確保できることから、今後人の支援と更なる車の支援を、来週以降呼びかけることにします。


復興・再生に一歩踏み出す女川・ビホロ


 もう一つの深刻な被災地・女川では、梶原理事長持ち前の前向きな姿勢で、復興・再生の方針化と歩みを進めています。「炊き出し昼休み集会」を開催し、全国からの支援状況や個人宅の緊急復旧の取り組み、そして行政にも働きかけながら、就労対策として自らの活動も位置づけ、たくましく実践を再開しています。本部からも、悩みの種になっているゴミ処理の一助になればと、熱分解炉(火を使わず火を出さない)を設置し、他の行政から受け入れを断られているオムツ関係の処理にあたることになっています。


根本からの復興と人間的な再生に向かうための方針をさらに充実させて


 震災から3週間が経過し、少しずつ行動を開始する仲間や組織が出てきました。しかし、道のりはまだまだ気の遠くなるような長さです。緊張した状態が継続している中、早く、という気持ちが芽生えているものの、当面の生活と地域の現実を前にして、その気持ちと意欲はそんなに長期に保つことは困難です。
改めて、突きつけられた現実と「しっかり向き合う」までには、なお一層の時間が必要です。支援の中心は、依然としてそれを支えることに中心をおき、大きくゆっくり構えて、根本からの復興へと歩みを進めるまでは、決してあせらず、「向き合う」中から踏み出す力を育てあえるよう、全力を挙げたいと思います。
義援金の取り組みも、そういう観点から長期的に支え、踏み出す一歩に寄り添う支援を貫きたいと思います。
4/11には、震災から1ヶ月の全組合員集会が開かれます。そこで語られる復興・再生の方針は、一方であせらず現実をしっかり受け止めて向き合う決意を、みんなで共有できればと思います。全国からの引き続く支援も、こうした点を踏まえて、引き続き具体的に検討し声かけしていただければと思います。

「がんばろう」の前にやるべきこと 今を受け止める努力からしか、本物は生まれない


いよいよ福島原発の困難は、一定の目途を立てるまで数ヶ月を覚悟しなければならない、ということが表明されました。国際的な技術や知識の総動員体制に入っているように見えますが、事態はそれをあざ笑うがごとく、遅々として進みません。原発に依存するエネルギー政策も議論の矛先になってきました。自衛隊や世界の軍事的技術が動員される状況を見て、原子力が生み出され、それが暴走する中で、戦争する体制がさらに強化される悪循環に入っている様に思えてなりません。事態をしっかり受け止めるべきは、地震・津波による被災地に限った話ではありません。全国が事態を受け止めること抜きに、日本の社会の復興と再生はない。「がんばろう日本」と聞くたびに、その前に現実を受け止める呼びかけの必要性・重要性が募ります。

 阪神淡路大震災は、市民の自発的なボランティア活動を活発化させ、その後NPO法を生み出しました。
 今度の震災は、市民の協同による仕事おこしを活発化させ、協同労働法を生み出した。そんな歴史的うねりをつくり出すためにも、何を受け止めるべきか、全国で問い合うことを改めて呼びかけたいと思います。そしてその中から、何をどのように「復興」し「再生」するのか、具体的で理念的な方針を、全国が共有したいと思います。
「たたかう」のは全国あげて、ということを共有する総会・総代会に向かって。
time21:53

2011-03-28

大震災・復興連帯通信 第14号

労協連合会・センター事業団
3.11大震災対策本部 本部長(代行) 古村伸宏

 先週から現地を巡っていた本部メンバーが帰京しました。私も金曜に本部を発ち、石巻・女川へ物資を届け、翌日鳴子・仙台と巡り、全組合員集会に出席してきました。
組合員の一人ひとりが、死と隣り合わせで過ごした壮絶な体験を口々に語り、生きて今があることへの喜び、大切な人と場所を失ったこの上ない悲しみ、全国からの支援や連帯の取り組みへの感謝、そしてこれから先待ち受けるであろう幾多の困難に対する不安・・・。極度に神経が過敏になり、ちょっとしたことで心が揺れる様子を見ていて、これは本当に「たたかい」として、これからを取り組まなければならない、と感じました。大震災と津波がもたらした困難と試練を越える「たたかい」は、人々のケアと連帯による徹底した「支え合い」の創造と、これが力となって生活とまちを作り直していく営み、そしてこの総体を「本物の市民・地域が主導する公共の創造」として位置づけ、その中で仕事をおこし、仕事を通じてみんなが元気を生み出し、人間らしさを取り戻していく。こうした被災地の市民・地域が本当の意味で立ち上がることを、全国の連帯がどう支えるのか、を考え合っていければと思います。

60人が集った「緊急東北全組合員集会」


 震災から2週間が経過した中で、目の前の生きることに徹してきた段階から、これからを考え始める節目に、この集会が開かれました。
 永戸理事長の、震災の惨事と人災としての原発問題から、本当の安全を実現する社会をつくるための呼びかけがあり、田中専務からの行動提起、そして各事業所・組織からの報告と今後についての話が出され、4月11日に改めて今後の方針を持ち寄って集会を開くことに。参加したみんなの重たい表情、食入るように発言を聞く眼差し、言葉にすると涙があふれる中で必死に思いを表現する姿を見て、本物の協同労働・本当の仕事おこしが、この地から始まるのだ、と強く胸に刻む集会でした。行動提起は、今後現地の思いも入れて、全国方針として確立していきます。

非常事態に対する緊急支援から、本格的な復興・再生支援へ


 センター北海道のメンバーが、今野田村で片付けなどの支援に入っています。
 明日、労協ながの便が石巻に向けて早朝に出発し、本部便が郡山へ、中四国便が関西を経由し仙台を目指し出発します。
 物資の支援は第1次の緊急時を終え、家を失ったり仮設住宅に住む人々の生活用品が今後の中心になると思います。ここまでの緊急物資の集約は一旦終え、各地で確保している物資の在庫を集約し、報告して下さい。今後は、現地から必要となるものを具体的に出してもらう予定ですが、石巻事業団からは一輪車や鍬など仕事の再開に必要なものが欲しい、というリクエストも。
 さらに、人的支援も4月以降具体化していくと思いますので、各地でその準備を相談して下さい。

義援金の取り組みを本格化させ、3年間・10億の復興・再生を支える基金作りに


既に各地で義援金の集約が進んでいます。これまで、兵庫高齢協や労協ながのが目標額も報告してくれています。
25日の緊急東北全組合員集会では、復興の取り組みを3ヵ年とし、10億の基金作りを呼びかけました。このお金は、仲間の命と暮らし、仲間の仕事、仲間の地域を守りつくるために使います。是非、長期的な構えで、継続する取り組みにしてください。

解決の姿が見えない福島原発 もう一つのたたかいは、この「人災」の根本を問う事


福島原発の見えない恐怖と示されない解決の道筋。もう一つの大きな危機が日増しに膨らんでいます。空気も水も土も汚染され、心や体も脅かされ、力の限りの復興に迎えないジレンマが覆っています。
マスコミでも、東京電力や政府の対応についての批判が増えています。それ以上に、海外では原発見直しの世論が一気に膨らんでいます。
原発を巧みに商売道具にした人々と、これにだまされ続けた我々。今を境に、我々はもっと賢くならなければならないし、本質を問い直さなければなりません。全てを儲けの対象とした時代に幕を引き、全てを命の充実に向かわせるために、我々自身が変わらなければならないこと。それをはっきり自覚し、その自覚を社会変革のエネルギーにしていくために、本当の社会連帯がめざすものを、今一歩深め合いたいと思います。

原発が要らない社会は、我々にどのような変化を求めるのか。
time22:09

2011-03-24

大震災・復興連帯通信 第13号

労協連合会・センター事業団
3.11大震災対策本部 本部長(代行) 古村伸宏

 今日から本部メンバーが、物資を運びながら被災地を回っています。異口同音に、テレビなどのマスコミ報道とは格段に異なる、壮絶な被災状況だという感想が伝えられてきました。
昨日は、春の選抜高校野球(甲子園)大会が始まりました。「私たちは16年前、阪神淡路大震災の年に生まれました」というセリフから始まった選手宣誓を聞き、一方で被災地各地で小学生・中学生の卒業式を営む映像を見て、生かされている命の背負ったものの大きさと尊さ、その一端に自分の命もあるということ、を感じずにはいられませんでした。なすすべもなく襲ってきた自然災害としての大地震と大津波、その影響だとしても、明らかに人間の手によって拡散され続ける福島原発の放射能災害。
被災の直接・間接を問わず、今の日本に住む私たちに突きつけられているこの現実は、「生きること」を巡る、根本的な問い直しを意味しているのだと思います。だとしたら、ここまでの物資を中心とした支援から、これからの全てを包み込み、みんなが主体者となって取り組むこの社会の再構築に、もっと厳しい目を向けなければなりません。命への暖かな眼差しと、現実を見据える厳しい眼光を兼ね備えた、根本的な復興・再生の方針を、全国一体のものとして打ち立てる段階が、いよいよ始まります。
明日から私も被災地に向かいます。暖かい眼差しと厳しく見据える目で、これからをみんなが見つめることができる方針作りへ、力を集中させたいと思います。

岩手県から「被災者の心と生活のケア」の仕事依頼


 先日厚労省からの委託が決まった盛岡の若者サポートステーションに、岩手県から仕事の打診が。津波の被害が大きかった三陸沿岸から内陸へ避難してきた人たちに対する、心のケアや生活相談の仕事がやれないか、という内容です。震災後の復興は、こうした人々のケアと、ハードの再構築、そしてコミュニティのソフトづくり(ネットワークづくり)の3つが柱になると思いますが、被災者自身の立ち上がりを支援する(ケアする)仕事が、その中核的な取り組みとなりそうです。

食材・物資の確保も加速、三浦大根100本の予定が600本に!


 センター神奈川で確保に取り組んでいた大根が、当初の100本相当を大きく上回り600本に。神奈川便で100本は運ぶものの、残りをどう送り届けるか思案中。大変な量をカンパでいただけることでもあり、現地では炊き出しなどで需要も高いので、何とか届ける算段を組んでいます。
また、昨日宅配便で送り出された尼崎都市美化の物資は、1週間くらいかかるといわれていたが、本日到着!約1tの荷物、配送センターどまりですが、時間はほとんどかからないということのようです。
新たにセンター中四国の便が29日に広島を出発することに。途中で関西や東京などの荷物もピックアップしながら、東北を目指します。
本部便についで、東関東便2も今日の朝、大崎に到着。新潟便も燃料を中心にほぼピストン体制になっています。

とうとう被爆者が出る事態 放射性物質の放出で広がる汚染地域


昨日の都内浄水場での高濃度放射性ヨウ素の検出で、首都圏は瞬く間にスーパーから水が消え、マスコミも水の安全性を訴える報道に。しかし、埼玉などでも基準値を超える数値が発表されるなど、放射性物質による汚染が、確実に広域に広がり始めています。
こうした中、とうとう福島原発3号機で、ケーブルの敷設をしていた作業員3人が被曝したことが報道されました。首都圏に暮らしていて、一番のストレスはこの原発災害が収まらないこと。東北の復興への力の注ぎ方も、全力にならないストレスは、相当なものです。
「直ちに影響が出る数値でない」というセリフを何度も耳にしながら、そもそも放射能の影響は、姿が見えず、後々に出るから怖いということを、まったく想像しないで言葉を繰り返しているように思え、腹立たしくさえ思います。
自らの命はもちろん、これからの命に多大な悪影響を与える可能性があるからこそ、全力で事態を収束させ、その間徹底して正しい情報を公表し、冷静な対処を呼びかけて欲しいと、願うばかりです。
事が過ぎれば、という曖昧さを許さない、この原発の出来事を注視し続けなければなりません。これも未来に向かっての、ゼロからのこの社会の再構築の、中心的課題です。
time22:14

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